診療案内

【内分泌科のご案内

 動物の内分泌の疾患には、糖尿病や副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能亢進症などホルモンバランスの異常が原因となる様々な病気があります。また、近年では動物においても、高脂肪食や運動不足などの生活習慣により、糖尿病や高脂血症、肥満などのいわゆる生活習慣病が増えてきています。健康長寿の実現を目指し、それぞれの病態においてどのようなリスクがあるか、そのリスクをどのように低下させていくべきか、動物の状態を判断したうえ、その子に合った治療法を考えていきましょう。

内分泌科で診る主な疾患

甲状腺機能低下症

 甲状腺の構造的または機能的な異常により、甲状腺ホルモンの生産が不足することで起こります。嗜眠傾向、無気力、肥満、脱毛などの皮膚病、頭が傾くなどの前庭障害、全体的に浮腫んだような状態になり「悲劇的顔貌」と呼ばれる顔つきになるなどの症状を示します。 本症例では甲状腺ホルモン製剤の投与により、肥満の解消、皮膚状態の改善、活動性の改善が認められました。

 

副腎皮質機能亢進症

副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって起こり、クッシング症候群とも呼ばれます。このホルモンが過剰に出ていると、多飲多尿や腹部膨満、脱毛、毛づやが悪くなるなどの症状を示します。また、糖尿病の併発や免疫力が落ちたりと様々な病気につながっていきます。お家で様子をよく観察してもらい、早期に治療していくことが大切です。