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2022.12.28

犬の歯周病の症状と原因、治療について|京都市西京区のダクタリ動物病院京都医療センター

京都市西京区、右京区、南区、中京区、向日市、長岡京市、亀岡市 の皆さんこんにちは。ダクタリ動物病院京都医療センターの院長森です。
今回は、 犬の歯周病の症状と原因、治療について解説させていただきます。

こんなお悩みはありませんか?

・口臭がきつい

・ご飯を食べにくそうにしている

・歯ぐきが赤く腫れている

・口を触られるのを極端に嫌がる

 

これらの症状は歯周病を起こしている可能性があります。

 

 

歯周病(ししゅうびょう)とは

歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)などの組織が炎症でこわされる諸症状をいいます。2歳までの犬の80%、猫の70%で起こると言われています。

 

 

歯周病の原因

フードの食べかすをもとに菌が「歯垢」をつくり、それが固まると「歯石」になります。これらが大量にたまると、歯ぐきに炎症を起こします。この状態を歯肉炎といいます。

症状が進むと、歯と歯ぐきの間に菌が入り込み、歯周ポケットという溝で炎症を起こし、骨が溶けることがあります。

 

 

歯周病の治療ポイント

 

①歯垢や歯石の除去

炎症を引き起こす原因の除去が第一です。表面に見えている歯垢や歯石の除去だけでなく、歯と歯ぐきの間 (歯周ポケット) にある汚れも除去する必要があります。

これは全身麻酔をかけて、超音波での洗浄が必要です。

 

②炎症を起こしている歯ぐきに対する治療

菌を殺す薬や、炎症を抑える薬を使います。

また、歯ぐきの細胞が死んでしまっているときは切除することもあります。

 

③再発の予防

歯をきれいにした後、歯垢の再付着を抑えるためにデンタルケアが重要です。

フードを食べた後にデンタルシートやデンタルガム、歯ブラシなどを使用したり、歯にいいとされる菌のサプリメントを飲むことが予防になります。

 

 

ダクタリ動物病院 京都医療センターでの治療について

 

歯や歯ぐき、それを支える骨の状態や、出血などを確認しながら、年齢や持病などを考慮して治療の方針を決めます。

全身麻酔がかけられる場合、超音波での洗浄や研磨剤を使用することで歯周病の原因となる歯石などを除去します。

高齢や持病などで麻酔をかけることが難しい場合は、飲み薬や注射のお薬で治療します。