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2020.08.13
偶発所見(ぐうはつしょけん)とは、簡単に説明すると・・・
検査等をして、偶然に見つかる病変のことです。
膀胱炎を疑って、超音波検査をしたら、脾臓の腫瘤が見つかった。みたいなことです。
CT検査をすると、そういうものがよく見つかります。
これは、胸の断面図で、中央の白っぽいところが心臓で、その周りの黒っぽいところが肺です。
赤の矢印で示したところに、白く光るような「点」が見えますよね。
これは「肺骨腫」と呼ばれるもので、肺ガンではないのです。
これも、偶発所見です。
胸の他の場所の断面です。
こういうものは、一つと限らず、いくつかあることも多いのです。