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2020.08.13

偶発所見 その1

偶発所見(ぐうはつしょけん)とは、簡単に説明すると・・・

検査等をして、偶然に見つかる病変のことです。

 

膀胱炎を疑って、超音波検査をしたら、脾臓の腫瘤が見つかった。みたいなことです。

 

CT検査をすると、そういうものがよく見つかります。

肺結節1_001

これは、胸の断面図で、中央の白っぽいところが心臓で、その周りの黒っぽいところがです。

 

赤の矢印で示したところに、白く光るような「点」が見えますよね。

これは「肺骨腫」と呼ばれるもので、肺ガンではないのです。

 

これも、偶発所見です。

肺結節2_001

胸の他の場所の断面です。

こういうものは、一つと限らず、いくつかあることも多いのです。