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2021.11.09

手術をしない骨折治療

骨折

ワンちゃんもネコちゃんも、

骨折で病院に運ばれてくることがあります。

 

ワンちゃんで多いのが、

「ソファーから飛び降りたら、キャンと言って、足を挙げている」

なんてことがよくあります。

ほとんどは前足が折れています。

 

ネコちゃんで多いのが、

「外から帰って来たら、足を挙げている」

なんてことがあります。

ほとんどは後ろ足が折れています。

ネコは外に出さない方がいいですね。

骨折の治療

今回はそんなワンちゃんのお話です。

前足、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)と言いますが、が折れてしまうと、

手術になることが多いでしょう。

ただし、骨折したからと言って、必ず手術が必要なわけではありません。

実際の骨折

このワンちゃんは、抱いていたのを落としてしまったようです。

キャンキャンと鳴いて、前足を完全に挙げているようです。

骨折 外固定

前足のレントゲン写真です。

オレンジの三角のところを見てください。

橈骨が折れています。尺骨も折れています。

骨は折れていますが、ズレがなく、また若いワンちゃんだったこともあり、

手術はせずに包帯で固定することにしました。

骨折外固定2

よく見ると、前足の周りにうっすら白く包帯が厚く巻かれているのが見えますよね。

骨折外固定3

見てください。オレンジの丸で囲ったところを。

骨が見事にくっついてきています。

骨折外固定4

ほらね。きれいに治りました。

もうどこが折れていたかわかりません。

 

今では、元気に走り回っているようです。