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2020.07.23

診察って、診断って、どうしているの その6

さて、診察方法の最後のに関してです。

④狙い撃ちしていくです。

症状や状態、犬種などから「これだろう」と決めてかかる診察方法です。

レントゲンを見ている

あくまで私見ですが(あくまで)、

獣医師になって2~3年経過すると、ある程度の診察・診断が出来るようになり、わかった気になる時期があるように思います。

私もそういう時期があったように思います。

 

そんな時期、決めてかかりがちです(全ての獣医師が、ではありませんよ)。

なまじ成功すると、拍車がかかりがちです。

 

これは、なかなかハイリスク・ハイリターンな診察方法なのです。

 

当たれば、「名医」なのでしょう。

外れれば、「迷路」に陥ります。

口コミサイトにも特別良い評価と悪い評価が乱立するかもしれません。

 

もちろん、経験とともに、この診察方法の精度は上がります。

 

今でも、「この症状でこの状態なら、これだろう」と思うことは多いですが、

必ず他の可能性も考える(の方法)、

もしくは、本当にその診断で矛盾がないか考えるようにしています。