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2020.09.26

門脈体循環シャントの治療経過とは その2

門脈体循環シャントの説明は、前々回のブログで載せました。

簡単に言うと、肝臓に入る血管が一部わき道にそれて、肝臓に入る血液が少なくなっている病態です。

 

さて、治療すると肝臓に入る血液の量は増えるのでしょうか。

 

PSS 前 門脈枝

これは肝臓の中を走る血管を確認したものです。

周りの肋骨は白いですが、肝臓の中にも白い管が見えます。

これが、血管です。

 

これは、手術前のCT画像です。

 

ここから、手術を行い、4か月後のCT画像が・・・

PSS 後 門脈枝

上の画像と比べると、血管が肝臓全体に広がっているのがわかると思います。

 

実際に、症状にも良い傾向がみられています。