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2020.07.16

CTの有用性(例えば、副腎腫瘍)⑤

右副腎 改

さて、右副腎だとわかりましたが、次に(腫瘍なのか)に関してです。

 

これは、端的に言うと、「CTでは腫瘍かどうかはわからない」になります。

 

CT検査は有用ですが、画像だけで、腫瘍か腫瘍じゃないかを判断することはできません(判断してしまうと危険です)。

最終的には、病理検査と言ってその腫瘤の全部もしくは一部を取ってきて検査する必要があります。

 

ただ、「こんな風に見えると腫瘍の可能性が高い」「これは悪性所見(癌っぽい)だ」というものがあります。

 

これを総合的に評価して、「腫瘍だろう」「癌だろう」と判断します。

この「だろう」が抜けることはありません。

 

今回に関しては「腫瘍でしかも悪性っぽいぞ」になるのですが、

それは次回の③④も含めて説明します。

 

つづく