混合ワクチン接種

Vaccination

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Vaccination

混合ワクチン接種

伝染症を未然に防ぐ注射

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混合ワクチンについて

混合ワクチンは、ワンちゃん同士、猫ちゃん同士でうつる伝染病のうち、ワクチンで予防できる複数の病気を、1本のお注射でまとめて予防するためのワクチンです。
混合ワクチンの接種には法的義務はないため、飼い主様の任意接種ですが、接種することで感染を防げる伝染病の中には、感染力が非常に強く命に関わるものがあるため、接種をお勧めしています。
ワクチンには、病気を発現しない程度に毒性を弱めた病原体を投与する生ワクチンと、無毒化した不活化ワクチンがあります。ワクチンをうつとその病気への免疫が作られ、病原体が体内に侵入しても発症を予防したり症状を軽度で済ませたりすることができます。
ワクチンのうち、致死率の高い感染症を防ぐためにすべてのワンちゃん・猫ちゃんに接種するように勧告されているワクチンは「コアワクチン」、生育環境によって接種を推奨されているワクチンは「ノンコアワクチン」と分類されています。

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Reason

混合ワクチン接種をお勧めする理由

生まれたばかりの子犬・子猫には親からもらった免疫が存在するのでいろいろな病気に対する抵抗力があります。この免疫は生後8〜12週の間だけのものなので、親からの免疫がなくなる頃にワクチン接種を行い、伝染病に対する免疫をつくる必要があります。それが混合ワクチン接種です。

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混合ワクチン接種で防げる病気

【犬】

●6種混合ワクチン
犬のジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症及び犬コロナウイルス感染症の予防

●10種混合ワクチン
犬のジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症及び犬のレプトスピラ病(血清型カニコーラ、イクテロヘモラジー、グリッポチフォーサ及びポモナ)の予防

【猫】

●3種混合ワクチン
猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎及び猫汎白血球減少症の予防

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Important points

ワクチン接種の注意事項

接種は午前中をお勧めします
人と同様に、ワクチン接種後にアレルギー反応を起こす事がまれにあります。
可能性は低いながら、アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応を起こす事もあります。アナフィラキシーショックは通常接種直後~30分以内に発生するため、可能な限り午前中の接種をお勧めしています。
また、元気や食欲がなくなったり、軽い発熱、うんちがゆるくなる、などの症状がみられることがあります。ほとんどの場合は治療せずに改善しますが、気になる様子が見られるようでしたらご連絡をお願いします。

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FAQ

よくあるご質問

Q.ワクチンは毎年接種する必要がある?
A.基本的には毎年の接種が推奨されます。
特に日本で販売されている犬・猫用の混合ワクチンは「効果は1年~」となっています。
しかし、WSAVA(世界小動物獣医師会)が「犬・猫のワクチネーションガイドライン」を作成しており、コアワクチンに限り毎年の接種は推奨されていません。
ノンコアワクチンに関しては毎年かそれ以上の接種が推奨されています。
詳しくは獣医師の指示を仰いでください。
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Message

皆様へのメッセージ

混合ワクチンは、ワンちゃん・猫ちゃんの命を守る有効な予防医療です。
私たち人間が子供の頃にたくさんのワクチン接種を受けてきたように、動物たちにも「万一感染したら重症化するリスクが高い病気」を未然に防ぐことが重要です。
当院は、「病気になったら治療する」こともそうですが、それ以上に「病気を未然に防ぐ」ことを重要視しています。ワクチンに関するご不安や不明点があればお気軽にご相談ください。

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For the first visit

初診の方へ

当院では、混合ワクチンやフィラリア・ノミ・ダニ予防といった予防医療から専門的な医療、トリミングやペットホテル、栄養サポート、しつけ教室、ペット同伴可能なレストランまで、「人と動物が共に生活するなかで、楽しく健康にすごせるように」をテーマにペットライフにまつわるサービスを提供しています。是非お気軽にご来院ください。

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お問い合わせ先

ダクタリ動物病院 京都医療センター

075-382-1144

  • 月〜土曜日:9:30〜13:30、16:00〜18:30
  • 日曜日:9:30〜12:30
  • 年中無休